Ymir-Mobylet連携プロジェクトの作り方
昨日までにリリースした一連のプロダクトを使って、Ymir-Mobylet連携プロジェクトの作り方を説明してみます。
必要なのは以下のものです:
- Eclipse(3.3以上)
- Viliプラグイン( http://eclipse.t2framework.org/updates/3.3/ からインストールできます)
- m2eclipse-lightプラグイン( http://eclipse.seasar.org/updates/3.3/ からインストールできます)
- Ymir用Viliテンプレートプラグイン( http://eclipse.seasar.org/updates/3.3/ からインストールできます)
- Maven Additionalプラグイン( http://eclipse.skirnir.net/updates/3.3/ からインストールできます)
作成したプロジェクトを動作させたり、作成したプロジェクトをもとにアプリケーションの開発を行なう場合に有用なプロダクトについては、「セットアップ」を参照して下さい。
以下、準備ができているものとして説明します。
Eclipse上でコンテキストメニューから「New」→「Project...」を選択して新規プロジェクトウィザードを起動して下さい。
新規プロジェクトウィザードで「Viliプロジェクト」を選択して「Next」を押して下さい。
「スケルトン」タブで「基本的なYmirプロジェクト」を選択してから「フラグメント」タブを押して下さい。なお、この時ネットワーク経由でアーカイブをダウンロードする処理が裏で行なわれるため、タブを切り替えられるようになるまでに若干時間がかかることがあります。
「携帯アプリ対応(Mobylet)」にチェックを入れて「Next」を押して下さい。
プロジェクト情報を入力して「Next」を押して下さい。なおMobyletはJDK1.6以上でないと動作しないので注意して下さい。
プロジェクトの設定を必要に応じて変更して下さい。「全般」タブでは文字エンコーディング情報とデータベース情報を設定できます。
「スケルトン固有」タブでは、プロジェクトの雛形(スケルトン)やプログラム部品(フラグメント)固有の設定を指定することができます。(通常はそのままでOKです。)
終わったら「Finish」を押して下さい。プロジェクトが作成されます。「VILI_README_MOBYLET_FRAGMENT_GENERIC.txt」というファイルに注意書きが書かれていますので、読んでおいて下さい。(読み終わったら削除して構いません。)
以上で完了です。通常のプロジェクト設定にMobylet連携のための以下の操作が行なわれた形でプロジェクトが作成されています。
- pom.xmlへのMobyletへの依存関係の追加(Mobylet-Seasar2連携モジュール、ymir-zpt-mobyletモジュール含む)
- web.xmlへのMobyletフィルタの追加
- app.diconへのmobylet.diconのインクルードの追加
- ymir-zpt-mobyletが提供するカスタムタグ設定の追加
なお、これはMobylet連携に限った話ではありませんが、Maven Additionalプラグインによって自動的に依存ライブラリがsrc/main/webapp/WEB-INF/libにコピーされます。(まれにコピーに失敗することがあります。アプリ起動の際に例外が発生する場合はコピーに失敗していることが考えられますので、その場合は手動でWEB-INF/libの更新を行なって下さい。)