PC予算と開発効率の関係

私の所属している会社では個人用ノートPCの購入予算が決まっているが、自分の欲しい機種を買うには若干足りなかったので上長に相談したところ、「どのくらい開発効率が上がるの?」と聞かれたので試算してみた。

例えばある人が10万円高いノートPCを買いたければ、ノートPCの償却期間内に10万円分の開発効率向上を果たすことでペイすることになる。今この人の月単価が100万円、ノートPCの償却期間を2年とする。

まず月単価が100万円なので、この人は1時間あたり

100万[円/月]÷20[日/月](実働20日換算)÷8[時間/日](実働8時間換算)=6250[円/時間]

稼ぐことになる。

従ってPCの追加予算の10万円を稼ぐには

10万[円]÷6250[円/時間]=16[時間]

かかる。

さてPCの償却期間は2年だが、これは

2[年]×12[月/年]×20[日/月]×8[時間/日]=3840[時間]

となり3840時間。

以上から、向上させないといけない開発効率は3840時間あたり16時間ということになる。
1時間あたりに換算すると

16[時間]÷3840[時間]=0.004167[時間/時間]=0.004167[時間/時間]×60[分/時間]×60[秒/分]=15[秒/時間]

15秒。

結論:1時間あたり15秒の開発効率向上が見込めるなら10万円の追加投資はペイする

ということで。