この業界の不思議

前から思っていたのだけれど、なぜ請負のシステム開発では受注側が見積もりを精緻に作成する慣習になっているのだろう。

金額の根拠などどうでも良くて、発注側が「この額ならシステム開発をお願いしても良い」という額Aを提示し、受注側が「この額なら受注しても良い」という額Bを提示し、A >= B なら額Bで受注。A < B なら話し合い、もしくは失注。これでお互い納得できるはずで良い気がするのだが…。

何でそうは行かないんだろうね。

受注金額を提示して「高い」って言われたら、「じゃあいくらならいいの?」と聞いてみたいが、聞く前にほぼ必ず「根拠を出して」って言われちゃう。

先に「いくらなら納得するのか」を聞いてみたいものである。