「Google ストリートビューは新しくない」

Google ストリートビューは新しくない」という記事を読んだ。

はっきり言って負け惜しみにしか聞こえなかった。この手のサービスは新しいか新しくないかではなく、実際にやったかやらなかったか、である。もちろん全く意味もなく採算も見込めずサービスを提供してコケるのは問題だが、Googleは(直接的に採算が取れるかはともかく)何らかのビジネス的な意味を持ってサービスを提供しているのであって、それならそれが新しいか古いかはどうでも良いことである。古くたって意味があればいいではないか。第三者が後になって「そんなの僕も前から考えてたもんね」と言ってもただの負け惜しみにしか聞こえない。

物事を「新しいかどうか」「すぐに儲かるかどうか」という尺度でばかり測る人は少なくないが、それはどれほど意味のあることなのか。後者はまだ意味がなくはないが、短期的な視野でばかり物事を測ると大きな利益を見落とす可能性がある。「新しくないが意味があること」「すぐには儲からないかもしれないが、長期的には儲かるビジョンを描けるもの」「儲けと直結はしないが、会社にとって間接的にメリットがあること」を
見極め、考えるだけにとどまらずそれを実践していきたいものである。